2015年9月10日放送

秋期営農座談会

JAいわて花巻の遠野地域では、きょう(10日・木曜日)から秋期(しゅうき)営農座談会が始まりました。営農座談会は、JAの組合員を対象に市内54カ所で開かれ、平成27年産米(まい)の集荷(しゅうか)対策と28年産米の栽培方針のほか、園芸や畜産の事業経過と対応、それに今後の基本政策などが説明されています。きょう午前中に開かれた綾織町の二日町(ふつかまち)・舘川原(たてかわら)コミュニティ消防センターには生産者9人が出席し、配布された資料を見ながら熱心に説明を聞いていました。それによりますと、27年産米の集荷対策として、米卸との複数年契約の締結と供給の信用を高めるためにJAいわて花巻全体で27年産米の出荷(しゅっか)目標を200万袋(たい)とし遠野地域は、17万239袋の出荷を目指すことにしています。そして、まもなく迎える稲刈りを前に品質向上対策については、例年どおり品質目標を定め適期刈り取りの実施を呼びかけていました。また、28年産米の栽培方針については、消費者から求められるコメの条件としてコメの硬さや粘りの指標となるタンパク質の含有量、アミロースの含有率で取引量が左右されることから生育の基本となる「土づくり」を見直し、生産者とJAが一体となって食味の良いコメの生産に重点的に取り組むことにしています。そのほかの取り組みとして岩手県のオリジナル品種「どんぴしゃり」と「いわてっこ」を販売戦略の重要品種として地域別に作付け誘導するほか、来年度から変わる限定純情米の農薬使用基準の変更についても説明されました。JAいわて花巻の秋期営農座談会は、来週15日・火曜日まで市内各地区で開かれることになっています。

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