2015年9月8日放送

捕獲と処理に関するワーキンググループ

県や市の鳥獣被害対策の担当者と猟友会長などが集まってニホンジカの捕獲と処理に関する協議を行う1回目のワーキンググループがきのう(7日・月曜日)遠野市を会場に開かれました。県によりますと、平成10年から23年までの県内のニホンジカの捕獲数は、平均1600頭でしたが、平成24年以降増え続け、去年は、1万頭以上になる見込みということです。こうした状況を受け、県と県南広域振興局管内にある遠野市をはじめとする8つの市と町の鳥獣被害防止対策協議会が情報共有などを目的にことし6月、県南地域野生鳥獣被害防止対策連絡会を立ち上げました。この連絡会の捕獲と処理に関するワーキンググループがきのう、初めて開かれ、ニホンジカの広域捕獲の検討などについて話し合いが行なわれました。このうち、広域捕獲については捕獲方法や他県の先進事例について県の担当者から説明があり今後の取組方法について、出席者と意見が交わされました。このワーキンググループは、今年度中にあと2回開かれ、広域捕獲の実施について具体的な検討を進めるほか沿岸広域振興局との連携研修も予定されています。県ではこのワーキンググループを通じて管内市町の連携を強化し、ニホンジカの捕獲と処理について有効な対策を見出していくとしています。

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