2015年9月8日放送

全日本司厨士協会 遠野で産地研修会

西洋料理の料理人たちで構成する全日本司厨士協会の産地研修会が、きのう(7日・月曜日)遠野市で開かれ、料理人と生産者が情報交換をしました。この研修会は、県内の食材の素晴らしさや活用法について、生産者と西洋料理人が情報交換を行い、生産物の販路拡大や、品質の良い食材を消費者に提供することを目的に、県と全日本司厨士協会が連携して開きました。北上市に続いて、遠野市で開催された今年度2回目の研修会には、盛岡市などから西洋料理人など8人が参加しました。研修会では、市内3カ所の生産地や養殖場の現地視察が行われました。このうち、宮守町達曽部のクレソンの圃場で料理人たちは、生産者から特徴や栽培する時に気を付けていることなどの説明を聞きました。達曽部のクレソンは、今月から12月までが収穫期で、水がきれいなので味の良いクレソンができるということです。料理人たちは、実際にクレソンを口にし、味を確かめていました。続いて、料理人たちは附馬牛町の遠野市淡水魚種苗中間育成センターを視察しました。ここではヤマメ・イワナ・銀ザケの養殖を行っていて、11月上旬には宮城県女川町に銀ザケを20トン出荷するということです。主催した県では今後も生産者の販路拡大をめざして、県産の食材の良さをPRする活動をしていくということです。

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