2015年9月7日放送

市議会一般質問

遠野市議会定例会の一般質問が始まり、予定している9人のうちきょう(7日・月曜日)は、4人の議員が質問に立ちました。きょうの一般質問には、佐々木大三郎議員、小松大成議員、多田勉議員、小林立栄議員の4人が登壇し、いじめ問題の状況や対応などについて、市の考えをただしました。このうち、遠野ふるさと公社の経営状況について、本田市長は、平成26年度の収支で、およそ4000万円の欠損となったと述べました。赤字経営の原因について、東日本大震災や、ふるさと村への修学旅行の数がほぼ無くなったことなどを挙げ、外的要因・内的要因を事細かに分析し、黒字化に向け、平成28年度から平成30年度までの3カ年の取り組みをまとめた経営改革を、協議・決定したとして、決意を述べました。また、市内小中学校のいじめ問題の状況について、藤澤教育長は、今年度8月末時点で、冷やかしやからかい・仲間外れなどのいじめが、小学校で41件、中学校で32件、発生していると述べました。これらすべてはすでに解消しているか、ほぼ解消しており継続観察中であるとした上で、いじめと思われる事案を把握した場合は即時、校内の「いじめ防止等の対策のための組織」において、情報の共有と対応方針の確認を行い、速やかに対応に当たるとしています。また、学校のみでの対応が難しい件については、教育委員会から支援を行っているとし、教育委員会では「まごころ相談」という電話相談の体制をとっていると述べました。万が一、重大事態が発生した場合は、指導主事と教育相談員を即刻学校に派遣するとともに、教育事務所、県教委と連携をとって対応をするとし、いじめの未然防止に力を入れ、早期発見と早期対応に万全を期して参りたいと述べました。市議会定例会は、あす(8日・火曜日)も一般質問が行われ、5人が質問する予定となっています。

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