2015年9月3日放送

遠野ふるさと公社 経営改革計画を発表

道の駅遠野風の丘や遠野ふるさと村、伝承園や水光園などを管理・運営する遠野ふるさと公社は、3年後の黒字化を目指す経営改革計画を発表しました。これは、平成26年度の決算が過去最大となる4000万円の赤字を計上したことから経営改革計画を策定したものです。きのうの発表によりますとおよそ4000万円の赤字については、東日本大震災以降、観光利用が落ち込んだほか、売店などの売り上げが減少したことが原因として挙げられています。また、消費税の引き上げのほか、燃料費や電気料金の値上がりなどで、施設の維持管理費が増加したことも影響しています。経営改革3か年計画では、具体的な対策として、風の丘駐車場の拡張整備で集客力のアップと売り上げ増加を目指すほか、水光園にチップボイラーを導入し、燃料費の削減に取り組むなど各施設での目標を定めています。また、遠野ふるさと公社は、経営改革計画を市に提示し、管理経費分の指定管理料の追加を要請しました。遠野ふるさと公社の理事長を務める本田市長は、「公社がはたす役割が重要とされる中で、きちんとした経営基盤を持たなければ、主体性が発揮できない」と説明しました。経営改革3か年計画は、この日の理事会で承認されており、遠野ふるさと公社では、できるだけ前倒しで黒字化を目指すとしています。

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