2015年8月28日放送

農林水産振興協議会臨時総会

遠野市農林水産振興協議会の臨時総会が、きょう(28日・金曜日)とぴあ庁舎で開かれ、来年度からのタフ・ビジョンについて意見交換が行われました。きょうは、農林水産振興協議会の構成機関・団体から9人と、事務局などから、およそ20人が参加しました。協議会の会長を務める本田市長からのあいさつの後、来年度から始まる「第2次遠野市農林水産振興ビジョン策定に係る中間報告に関し承認を求めることについて」議事が行われました。現在、遠野市では、今年度が最終年度となる遠野市農林水産振興ビジョン通称タフ・ビジョンの見直しを行っています。このタフ・ビジョンは、遠野市の農林水産業の目指すべき姿や振興に向けた基本理念を明らかにするとともに、実現するために推進するべき施策の方向を示しています。見直しの結果、施策の取り組み状況は、既存計画158施策のうち、実施は15%、おおむね実施は65%で、実施困難と未実施の割合は20%となっています。この結果を踏まえ、来年度から始まる遠野市農林水産振興ビジョンの計画策定が行われており、きょうは、策定概要の中間報告についての説明と、計画案などについて意見が交わされました。新計画での目指すべき姿は、「農地を農地として活かすまち」「地域特性を活かしブランド化が進むまち」などの7つとし、政策別計画は、「遊休農地の解消」や「地域資源の活用の促進」など125施策に取り組むとしています。出席者からは、「高速道路ができると車通りが少なくなることが懸念されるが、産直での取り組みはどのようにしていくのか」「シカなどの鳥獣被害が多く困っているが、遠野市ならではの取り組みを打ち出せればいいのでは」などの質問や意見が出されました。遠野市農林水産振興協議会では、きょう出された意見などを踏まえた上で最終案を作成し、11月中旬をめどに、新しいタフ・ビジョンとして遠野市に答申する予定ということです。

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