2015年8月26日放送

次世代に伝える戦後70年 戦没者遺品展・原爆パネル展

次世代に伝える戦後70年戦没者遺品展と原爆パネル展があえりあ遠野で開かれています。戦没者遺品展は、戦後70年の節目にあたり戦没者を偲び、悼むとともに二度と戦争を起こしてはならないという思いを次世代に伝えようと遠野市遺族連合会が初めて開いています。会場となるあえりあ遠野中ホールには、先の大戦で戦死した人の軍服や手紙、アルバムなどが展示されています。このうち、昭和8年5月に満州事変で戦死した菊池鐡五郎さんを紹介する所では、天皇皇后両陛下から香典にあたるという祭粢料や遠野町の町葬が行われた様子を写した写真などが展示されています。また、こちらの飯ごうは、綾織町の菅原勝美さんの父・力さんの物です。力さんは、勝美さんが生まれて2カ月後の昭和20年7月にインドネシア・スマトラ島で22歳の若さで戦死しました。力さんの飯ごうは、上郷の戦友菊池萬蔵さんが戦地から持ち帰り、戦後から50年経って勝美さんの所に届いたということです。父親の顔を知らない勝美さんにとってこの飯ごうは、親子のつながりを持つ大切な物となっています。この戦没者遺品展は、今週29日・土曜日まで開催されています。また、原爆パネル展も今週29日までとなっていますが、来週30日・日曜日から来月5日・土曜日までは、宮守総合支所ロビーでも開催されることになっています。問い合わせは、市総務課までお願いします。

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