2015年8月26日放送

市長記者懇談会

本田市長は、きのう(25日・火曜日)開いた記者懇談会で、今年度の遠野市一般会計補正予算案の概要や、遠野市総合計画後期基本計画まちづくり指標の昨年度の実績などについて発表しました。今年度の市の一般会計補正予算案は、歳入歳出にそれぞれおよそ3億8900万円を追加し、予算の総額は、およそ216億9700万円を予定しています。主な内訳は、新規事業として「子育て支援環境整備事業費」におよそ2600万円妊娠から出産・育児まで切れ目ない支援体制の構築を目的とした「妊娠・出産・子育て包括支援事業費」におよそ220万円「遠野風の丘機能充実整備事業費」におよそ7400万円などとなっています。一般会計補正予算案は、9月4日(金曜日)から始まる市議会定例会に提出する予定ということです。また、昨年度の実績について発表された遠野市総合計画後期基本計画まちづくり指標は、平成23年度から実施している後期基本計画の達成状況を分かりやすく数値で示したもので、年度ごとに公表されています。発表によりますと、昨年度のまちづくり指標137指標のうち、97指標、71%がおおむね達成されたということです。一方、未達成だった指標は、40指標、29%で、このうち、自然環境の変化などの外的要因による未達成指標は、11指標、啓発などの取組みが不足したなどの内的要因による未達成指標は、27指標ということです。このうち、「地域活動における女性の参画率」「特定保健指導実施率」「特定健康診査受診率」の3指標が、達成率80%未満という結果でした。これについて本田市長は「未達成項目については、客観的に分析し目標達成に向けた改善に努めたい」と述べました。<一旦顔出し>このほか本田市長は、一般廃棄物広域処理の開始などについて発表しました。一般廃棄物、燃えるゴミの広域処理は北上市にある岩手中部クリーンセンターでことし10月1日からスタートする予定です。これに伴い岩手中部クリーンセンターへもえるゴミを搬送するため、市内で収集したごみを車に積み替える施設が綾織町に整備され、ことし10月16日から稼働するということです。なお岩手中部クリーンセンターが稼働することから清養園クリーンセンター焼却施設はことし11月初旬で稼働を終了するということです。また、毎年実施している遠野市防災訓練についても発表がありました。ことしの防災訓練は、前日から降り続く大雨の影響で遠野市に土砂災害警戒情報が発表されたという想定で、来週30日・日曜日の午前7時から行われます。市内全域を対象に、避難・安否確認訓練や、長寿の森吉祥園などで土砂災害危険箇所対応訓練などが実施されます。このほか大船渡産の肉厚わかめと遠野産玉ねぎを使った「わかめのディップソース」が完成し、販売が開始されたことも発表されました。これは、東北銀行と遠野市が結んでいる農林水産業活性化に関する連携プロジェクトの一環として、遠野ふるさと公社が遠野風の丘や伝承園などで販売を開始したものです。この商品は、国内初のわかめを使ったディップソースで、野菜スティックや揚げ物などにつけて食べるのがお勧めということです。このほか、今後の行事として、日本のふるさと遠野まつりが9月19日と20日の2日間開催されることなどが発表されました。記者懇談会の模様は、遠野テレビデジタル10チャンネルできょうからあさって28日(金曜日)まで午後8時から放送する予定です。

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