2015年8月24日放送

遠野文化フォーラム

遠野文化フォーラムが22日(土)にあえりあ遠野で開かれ、遠野文化賞の表彰や、「鎮魂と芸能」をテーマにしたシンポジウムなどが行われました。この文化フォーラムは、遠野に伝わる昔話や地域の遺産などの文化資源を生かしまちづくりにつなげようと遠野文化研究センターが毎年開いています。フォーラムでははじめに遠野文化賞の授与が行われ、ことしは、遠野物語ファンタジー制作委員会が受賞しました。制作委員会は、脚本・演出、キャストなどに毎年300人を超える市民が参加し作り上げる舞台「遠野物語ファンタジー」が市民の文化活動の促進・発展に尽力してきたことが認められました。また、この日は、「遠野遺産」と、遠野の昔話や歴史を語り続ける遠野こだわりの「語り部」の認定証の交付も行われました。今回、「遠野遺産」に認定されたのは、新規認定が小友地区の「牛頭天王の石碑」と遠野地区の「伊勢両宮神社と松尾神社」の2件、追加認定が小友地区の「藤沢の滝と應瀧神社」のあわせて3件です。また、遠野こだわりの「語り部」に新たに認定されたのは115人です。今回の認定により「遠野遺産」は143件、遠野こだわりの「語り部」は744人となりました。続いて行われた「鎮魂と芸能」をテーマにしたシンポジウムでは、詩人の佐々木幹郎さんや遠野文化研究センター顧問の三浦佑之さんなどがパネリストとなり、郷土芸能に込められた死者供養などの鎮魂についてせまりました。死者の悲しみというのを転嫁していく知恵転嫁していくことから芸能って生まれてきたのではないか各地域の人の過去の魂を持って根づいてくる伝えられてきたと鎮魂というのを私は理解した詩人の佐々木幹郎さん津波の第一波がきて家の下のガレキの下で民謡を歌っていたおじいさんがいた勇気を奮い起こすために歌った歌ったことで楽しくなっていたのかもしれない怖さを忘れて歌っていうのはそういう力がある>会場を訪れた人たちは鎮魂と芸能についてどのようにつながりがあり気持ちを鎮めることができるのかあらためて考えている様子でした。

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