2015年8月24日放送

ホップ収穫祭2015

おいしいビールと遠野の旬の食材を味わいながらホップ収穫を祝う遠野ホップ収穫祭が2日間にわたり行われました。ホップ収穫祭は、主に遠野市外の人を対象に毎年この時期、開催されてきました。しかし、遠野市民にも参加してもらいおいしいビールを味わいながらホップにも興味を持ってもらおうと遠野市やキリンビールなどで組織するTKプロジェクト実行委員会が蔵の道ひろばで2日間、行いました。初日となった22日・土曜日のオープニングセレモニーでは、緑峰高校草花研究班の生徒たちによるホップ和紙の研究発表が行われました。続いて、この日収穫したばかりのホップが遠野ホップ農業協同組合の佐々木悦男代表理事組合長からキリンビール仙台工場の萱場英樹醸造担当部長に渡されました。また、オープニングセレモニーでは、キリンビールの関連企業である東京のスプリングバレーブルワリーと青笹町の上閉伊酒造がそれぞれ遠野産の新鮮なホップを使ったビールを醸造し、ことし10月に発売するこが発表されました。乾杯後、参加者がビールを飲みながら遠野パドロンの素揚げなどを味わい、さらに、ドイツ楽団による生演奏が始まると盛り上がりを見せていました。また、会場では、ホップに触れることができる体感コーナーが設けられ、集まった人たちは、ビールを味わいながら原料となるホップに関心をしめしていました。収穫祭では、ホップ畑の見学ツアーも行われ、参加者は、実際にホップを手にしながら生産現場の状況も見ていました。主催したTKプロジェクト実行委員会は「大変好評だった。『遠野はホップの里』ということを広く知ってもらうように今後もこうした取り組みを続けていきたい」と今回の収穫祭を振り返っていました。なお、ことしの夏に収穫したホップを贅沢に使った一番搾りとれたてホップ生ビールは、10月27日、数量限定で全国発売されるということです。

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