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2015年8月5日放送

虫まつり

毎年恒例の伝承園「虫まつり」が、先月２５日（土曜日）に行われました。その様子が届きましたのでお伝えします。この「虫まつり」は、田畑の害虫を追いやって豊作を願う、毎年この時期に行われるお祭りで、遠野地方の伝承行事となっています。この日は、土淵小学校の子どもたちや老人クラブなどおよそ３０人が参加しました。「虫まつり」では、「五穀豊穣」や「悪虫退散」と書かれたのぼりや、「わら人形」、馬の絵が描かれた旗を手に持ち、歌を歌い、太鼓をたたきながら田んぼのあぜ道などを練り歩き、神様を呼びこみます。この、馬の絵が描かれた旗は、馬の絵の版画に米の粉を水で溶いたものを付け、旗を田んぼに差すことで、馬に乗って神様に来てもらい、田んぼを守ってほしいとの願いを込めているということです。この日は、あいにくの空模様となりましたが、子どもたちは元気に歌を歌い、豊作を祈りながら伝承園近くの田んぼやカッパ淵などを練り歩いていました。伝承園では、今後も「虫まつり」を続けていくということです。

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