2015年7月27日放送

農地パトロール出発式

農地パトロール出発式が、先週金曜日(24日)に行われました。「農地パトロール」は、市内の農地の状況を把握し、耕作放棄や無断転用の発生を防ぐことを目的に、遠野市農業委員会がおよそ5年前から行っています。遠野市では、平成22年に「遠野市農林水産振興ビジョン」通称「タフビジョン」を策定し、今年度、最終年度を迎えています。タフビジョンを策定した平成22年当初は、209ヘクタールほどの耕作放棄地がありましたが、菜の花を植える運動など、農業委員の活動の成果が実り、昨年度末には67ヘクタールに減少したということです。その一方で、耕作放棄地の予備軍である不作付け農地が、およそ360ヘクタール見られる現状となっています。出発式には、農業委員26人が出席しました。はじめに本田市長が、「耕作放棄地がゼロになるような皆さんの取り組みが、結果的には遠野の農業を元気にすることにつながります。農地パトロールでは、皆さんの力を存分に発揮していただきたい」と激励しました。そのあと、遠野市農業委員会の山崎登久昭会長が、パトロール宣言をしました。出発式のあと、農業委員のメンバーなどは軽トラック8台に分かれて、合同庁舎から土淵地区センターまでのおよそ7キロを、のぼりを掲げた軽トラックでパレードしました。ことしの農地パトロールは、9月1日(火曜日)から11日(金曜日)までの期間、市内11の地区に分けて、実施される予定となっています。

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