2015年7月22日放送

英訳「遠野物語拾遺」出版報告

英訳「遠野物語」の翻訳者が、きのう(21日・火曜日)本田市長に、英訳した「遠野物語拾遺」の出版報告をしました。きのう、とぴあ庁舎を訪れたのは、英訳「遠野物語」の翻訳者であるロナルド・A・モースさんと、奥さんのジャッキーさんです。モースさんは、ことし5月に「遠野物語拾遺」を出版し、今回アメリカから来日して、本田市長にその報告をしました。モースさんは、アメリカ・ネバダ州在住の77歳で、カリフォルニア大学在学中に1年間日本に留学したことがきっかけとなり、日本についての研究を志したということです。40年前には英訳「遠野物語」を出版し、3年前には遠野文化賞を受賞しました。今回モースさんが英訳・出版した「遠野物語拾遺」は、佐々木喜善が書いたもので、年中行事や妖怪、うわさ話など、遠野の暮らしに密着した民話が299話、集められています。モースさんは、およそ3年をかけ、この「遠野物語拾遺」を英訳、そのページ数は155ページにもおよびます。またモースさんは、市民のみなさんに使ってほしいと、英訳「遠野物語拾遺」をPRするシオリを市に贈りました。モースさんから今回の出版にいたるまでの経緯などを聞いた本田市長は、興味深そうに英訳本に目を通していました。なお、モースさんが翻訳した英訳「遠野物語拾遺」は、現在、アメリカ国内のみで販売されていますが、今後、道の駅遠野風の丘でも発売される予定ということです。

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