2015年7月21日放送

遠野遺産意見書を提出

遠野遺産の認定に関して、認定調査委員会が候補を調査した結果をまとめた意見書を、きょう(21日・火曜日)遠野市に提出しました。遠野遺産は、建造物や、民俗芸能、自然などの地域資源を、将来にわたって継承するため、保護・活用していこうと平成19年度から認定されています。これまで141件が認定されていて、今回はすでに認定されている小友の藤沢の滝の追加認定として「應瀧神社」と、新たに「小友の牛頭天王の石碑」、「六日町の伊勢両宮神社と松尾神社」が候補としてあがっていました。意見書は、遠野遺産認定調査委員会がこれらの候補について調査を行った結果をまとめたもので、佐々木博満副委員長から本田市長に手渡されました。意見書では、「いずれも認定は妥当」と結論付けています。このなかで、小友町の「應瀧神社」については、藤沢の滝と一体となって地域の歴史を示すとして認定妥当としました。また、小友町の「牛頭天王の石碑」は、後世に残すことで、かつて疫病が流行し地域の人々から信仰されたという歴史が語り継がれるとし、六日町の「伊勢両宮神社と松尾神社」は地域住民の憩いの場として活用が期待されるとしています。意見書を受けた本田市長は、「これらの遺産を光輝くものにして遠野の活力にしていきたい」と話していました。遠野遺産の認定証の交付式は、8月22日に開催される「遠野文化フォーラム」の中で行われる予定です。

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