2015年7月16日放送

重文千葉家の活用を考える学習会

来年度から大規模な改修工事が始まる予定の重要文化財千葉家の活用を考える学習会がきのう(15日・水曜日)開かれました。この学習会は、地域住民が一体となり、貴重な文化財の保存や活用について考えようと、「重文千葉家の活用を考える会」が開催し、ことしで2回目となります。きのうは、重文千葉家の活用を考える会のメンバーなどおよそ20人が参加しました。今回は、八戸工業大学の月舘敏栄教授を講師に招き「千葉家の眺めの楽しみ方」というテーマで学習会が開かれました。月舘教授は、景観づくりが生み出す地域の活力として・ゆとりとうるおいを創る・人々の暮らしを楽しく豊かにする・住む地域に誇りをもつなどを挙げ、「訪れた観光客に楽しんでもらうことで、地域の活性化につながる」と話していました。この後参加者たちは、千葉家から歩いて5分ほどの滝沢公民館付近まで移動し、下から見上げる千葉家の景観点検をしました。そして、景観点検が終わると、参加者たちは配られた地図に改善点や、どの方向から見た景観が良かったかなどを記入していました。市の担当課によりますと改善点として「もともと植えられていなかった木が成長し視界をさえぎっている場所がある。切り落としてもいいのでは」という意見が多く挙げられたということです。集められた意見などは、来週23日(木曜日)に開催される「第3回重文千葉家の活用を考える会」で報告する予定ということです。

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