2015年7月13日放送

東の食の実行会議

復興庁「新しい東北」先導モデル事業のひとつである、「東の食の実行会議2015」が、先週10日(金曜日)から2日間、土淵町の遠野みらい創りカレッジで開かれ、小泉進次郎復興大臣政務官や復興に携わる官民が一堂に会して、東北の食産業の復興・活性化について話し合いました。「東の食の実行会議」は、東北の食産業の復興に向けて、官民の復興に携わる人たちが一堂に会し、具体的なアクションプランを検討する会議です。そして、プランを実行するなかで、支援側と復興側のマッチングや、持続的全国的な産業活性化につなげることも目的に、去年の仙台に続き2回目の開催となりました。遠野みらい創りカレッジでの会議には、小泉復興大臣政務官や本田市長、それに大手企業などおよそ130人が出席しました。会では、小泉政務官が「東の食の産業復興の現状」について基調報告をしました。この中で小泉政務官は、「地元や民間などの復興四重奏で復興から地方創生につなげることが大切だ」と話し、新たな連携が生まれることに期待を込めていました。このあと、パネルディスカッションが行われ、小泉政務官やキリンホールディングスの磯崎功典代表取締役社長がパネリストとなり、「東の食の復興戦略アクション&ビジョン」について意見を述べ合いました。このなかで磯崎社長は「商品のチューハイには福島の桃、ビールには遠野のホップなどを使用して今後も復興支援を続けていきたい」と述べました。また、小泉政務官は「実行会議でのネットワークを駆使して東北でビジネスとしての復興支援を展開できるかが重要になってくる」と力説しました。参加した人たちは、東北の食産業の復興はもちろん、発展のためにどのような行動をすべきか、自分たちができることを考えていました。次回の実行会議は、来年3月に福島で開かれアクションプランの進捗状況などを報告し食産業の復興に向けての事業を進めていくということです。

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