2015年6月19日放送

ガソリンスタンドで防災訓練

今月の「危険物安全週間」にちなんで、きょう(19日・金曜日)、松崎町のガソリンスタンドで、火災発生を想定した防災訓練が行われました。「危険物安全週間」は、ガソリンや灯油などの危険物を取り扱う事業所での防災体制を確立し、危険物に対する意識を高めてもらおうと、毎年6月の第2週に設けられています。きょうの訓練には、従業員や消防など合わせて10人が参加しました。訓練は、一般客が給油中静電気の影響で出火したとの想定で行われました。従業員たちは、消火器を使って初期消火をしたり一般客の安全確保のため避難を呼び掛け、安全な場所に誘導したりしていました。きょうの訓練では、出火から2分程度で安全確保ができました。このあと従業員たちは、いざという時に慌てず消火器を使用できるように消火訓練にも取り組んでいました。訓練の後、遠野市消防本部保安施設課の菊池克好課長が、「無駄のない動きで出火から安全確保までできていました。実際の火災では人の誘導が重要なので日ごろから意識してください」と講評しました。消防によりますと近年は、セルフ式のガソリンスタンドが多く、一般客がガソリンなどを直接扱うようになっていますが、発火性・引火性が高く、取扱いを誤ると火災へつながりかねないということです。従業員たちは、日ごろから利用者への注意喚起を行うとともに、緊急時には迅速に対応できるよう、防災への意識を高めていました。

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