2015年6月4日放送

高校生就職支援 関係機関団体情報交換会

市内の高校生の就職を支援する関係機関・団体が出席しての情報交換会が、先週金曜日(5月29日)にあすもあ遠野で開かれました。その様子が届きましたのでお伝えします。情報交換会は、来年卒業予定で就職を希望する高校生の就職率100%を目指すことと地元就職を希望する生徒たちを支援するために、各関係機関や団体が情報の共有を図ろうと、5月と10月の2回開かれています。この日は、釜石公共職業安定所遠野出張所や遠野商工会、市内の高校で進路指導を担当する教諭などが出席しました。市の担当者から示されたデータによりますと、昨年度、遠野高校では、137人の卒業生のうち就職を希望した25人すべてが内定し、そのうち市内への就職内定者は、8人でした。緑峰高校でも66人の卒業生のうち就職を希望した46人すべてが内定、市内への就職内定者数は、33人となっています。Q、また、今年度卒業予定の高校生の進路希望調査によると、先月29日現在で遠野高校では145人の卒業予定者に対し、就職希望者が27人でうち、10人が管内就職を希望しています。一方の緑峰高校では、54人の卒業予定者のうち就職希望が38人で、そのうちの21人が管内就職を希望しています。過去6年間の進路状況を見ると、市内では、生徒数が年々減少している中で、就職希望者の数が80人前後で地元就職希望者の数は、40人前後と、就職を希望する生徒の数は、横ばい傾向にあります。この日の情報交換会では、企業の景気は、回復基調にあるとはいえ、雇用情勢は、まだまだ不透明な状況にあることから、行政機関・団体と高校が一体となって高校生の就職支援や職場定着支援に取り組んでいくことを確認しました。

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