2015年6月4日放送

遠野西中学校 ふき採りを体験

遠野西中学校の生徒が、きのう(3日・水曜日)旧小友中学校時代から続く伝統行事であるフキ採りを体験しました。きのうは、遠野西中学校の3年生49人がフキ採り体験を行いました。フキ採り体験は、旧小友中学校時代の昭和60年から続く伝統行事で、郷土の豊かさを体感し、働くことの大切さに触れてもらおうと、中学校合併後も続けられています。生徒たちは初めに、宮守川上流生産組合の佐々木正光さんからフキ刈り取りの仕方を教わりました。佐々木さんによりますと、直径5ミリから1センチ程度の、緑色に透き通ったフキが良いということです。生徒たちは、宮守川上流生産組合で管理している、およそ6ヘクタールの畑に果敢に入り、目標の200キログラム収穫に向けて、楽しそうにフキ採りに挑戦していました。生徒たちが収穫したフキは、172・5キログラムで、目標の200キログラムには及ばなかったものの、去年の3年生が収穫した106キログラムを大幅に超え、満足そうな様子でした。生徒たちが収穫したフキは、上郷町の企業が買い取り、漬け物にしたのち、東京などの百貨店で販売されるということです。遠野西中学校では、きのうの売り上げを復興支援として、日本赤十字社などに贈るということです。

Copyright(C) TonoCableTelevision. All rights reserved.