2015年6月1日放送

JAいわて花巻 通常総代会

遠野市を含む県中央部の農業協同組合、JAいわて花巻の17回目となる通常総代会が、先週金曜日(5月29日)、花巻市で開かれ、今年度の事業計画などが承認されました。総代会には、JAいわて花巻管内の遠野、釜石、大槌、花巻、北上、西和賀の総代984人のうち、本人出席と委任状出席などを合わせて939人が出席しました。総代会では初めに、去年12月に発覚した定期預金等の業務上横領による不祥事の件に対し「組合員のみなさまにご迷惑、ご心配をおかけしたことを深くお詫び申し上げます」と陳謝がありました。続いて高橋専太郎代表理事組合長が「今後一切、不祥事を出さないという固い決意のもと、被災地に寄り添いながら復興にまい進してまいります」と、あいさつしました。続いて行われた組合員表彰では花巻地域で出前食育活動をする「花巻まんまーず」と北上地域で菌床シイタケ栽培に取り組む「北上菌床しいたけ専門部」が表彰を受けました。この後、議事に入り、今年度の事業計画など8つの議案が審議されました。それによりますと、昨年度の決算は「営農活動」と「くらしの活動」を事業の両輪としたこと。また、支店を核とした運営ができたことから、経常利益がおよそ10億300万円、当期剰余金はおよそ6億1700万円になったということです。また、今年度の事業としては、集落営農組織の法人化を進め管内の生産物を積極的に全国へ発信することで農家所得の向上に努め、第2次中期経営計画・営農振興計画の最終年度として総仕上げに取り組むこととしています。このあと採決が行われ、8つの議案は、すべて原案通り可決・承認されました。

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