2015年5月28日放送

東北復興・農業トレーニングセンター 現地視察

新たな農業ビジネスの創出や被災地域の復興と活性化を目指す東北復興・農業トレーニングセンタープロジェクトの現地視察が先週土曜日から2日間遠野市などで開かれました。今回行われた現地視察には、首都圏などから参加した受講者80人が地域の活性化を目指す農家の取り組みを見学しました。このプロジェクトは、大手飲料メーカーのキリンビールが、農業の担い手の育成支援とともに新たな農業ビジネスを生み出し被災地の復興を目指そうと行っています。この日、受講者たちは、ホップ生産が盛んな遠野をさらに盛り上げようとビールのつまみに合うスペイン原産の野菜パドロンの栽培に取り組む青笹町の遠野アサヒ農園を視察しました。受講者たちは、日本で先駆けてパドロン栽培をはじめたアサヒ農園代表の吉田敦史さんから、取り組み状況や今後の展望を聞いたほか、実際にパドロンの苗植えも体験しました。さらに、アサヒ農園がことしから生産を始めたホップ農園も訪れ、ホップを活用した「ビールツーリズム」の新たな取り組みについても説明を受けていました。現地視察をした受講者たちは「遠野の自然やホップ畑に感激しました」「ホップ畑でキリンビールと遠野の食材を満喫できて最高」と感想を話していました。なお、今回参加した受講者は、8月に行われるホップの収穫作業にも訪れる予定だということです。

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