2015年5月11日放送

青年海外協力隊 市長に活動報告

おととしから2年間、JICA・青年海外協力隊員としてナミビア共和国に派遣されていた男性が、きょう(11日・月曜日)、本田市長に帰国のあいさつをしました。市長室を訪れたのは、アフリカ南西部に位置するナミビア共和国に派遣されていた、土淵町の上舘文世さんです。上舘さんは、盛岡市出身の30歳で、大学を卒業後、東京の企業でコンピューターのシステムエンジニアとして働き、土淵町の女性との結婚と青年海外協力隊派遣の決定を機に遠野に移り住みました。そして、おととしの3月末から2年間、ナミビア共和国に派遣され、職歴を活かして中学校と高校でパソコンのインストラクターとして授業をしたりクラス担任も受け持ったりしました。上舘さんは「ナミビア共和国では学校の先生が足りずに教育を受けられない子どもが多くまた貧富の差が激しい国だった」と活動を振り返りました。これに対して本田市長は「2年間お疲れさまでした。この経験を生かして今後は遠野の街づくりにも力を貸して頂ければ」とねぎらいの言葉と期待の言葉を述べました。上舘さんは今後福島県でこれから海外にボランティアに行く人が通う研修所の職員として勤務するということです。なお、これまで遠野から青年海外協力隊として派遣されたのは、上舘さんを含めて16人になりました。

Copyright(C) TonoCableTelevision. All rights reserved.