2015年5月5日放送

遠野郷八幡宮 子供やぶさめ

こどもの日のきょう(5日・火曜日)、遠野郷八幡宮では、子どもたちの健やかな成長を願う毎年恒例の「子供やぶさめ」が行われました。ことしの「子供やぶさめ」には、市内の小学2年生から6年生までの10人が射手(いて)奉行として参加しました。侍烏帽子(さむらいえぼし)に射手装束(しょうぞく)を身にまとった子どもたちは初めに本殿で「神前(しんぜん)の儀(ぎ)」に臨み、これからやぶさめを行うことを報告し、安全を祈願しました。神前の儀を終えた射手奉行たちは、列を連ねて馬場を清め3つの的を点検します。子供やぶさめは、100mほどの馬場(ばば)に置かれた3つの的に向けて子どもたちがポニーに乗りながら一人3回、全部で9本の矢を放ちます。法螺(ほら)の合図で発進した射手奉行たちは、素早く矢をつがえると真剣なまなざしで的を狙い練習の成果を披露していました。きょう、抜群の的中数で注目を浴びたのは、遠野小学校6年の松田吉平君で、歴代3人目となる9射すべてを的中させ見事な成績を残しました観客席からは、的に矢が当たるたび歓声と拍手がわき上がり凛々(りり)しい姿の射手奉行たちは、誇らしげな表情を見せていました。

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