2015年5月4日放送

南部氏遠野入部行列

恒例の遠野さくらまつりが開催され、きのう(3日・日曜日)は、蔵の道ひろば周辺で南部氏遠野入部行列が、きょう(4日・月曜日)は、鍋倉公園内の南部神社で例大祭と郷土芸能共演会がそれぞれ行われました。きのうの、まつりのオープニングでは、遠野中学校吹奏楽部が「さくら」にちなんだ曲などを演奏し、会場を盛り上げました。開会式で、遠野さくらまつり実行委員会の会長を務める本田市長が「このまつりで、遠野南部氏とゆかりのある八戸との交流をますます確実なものにし、そして沿岸被災地の復興を力強く後押ししていきましょう」とあいさつしました。そして、入部行列開始です。南部氏遠野入部行列は、今から400年ほど前の1627年に遠野へ国替えとなった八戸南部氏22代の直義公(なおよしこう)が、八戸から遠野へ入部した様子を再現したもので、ことしで15回目です。藩主の直義公役は、本田市長が務め、そして、女大名で知られた清心尼公(せいしんにこう)役は、遠野小学校の菊池都代子校長が務めました。行列は、蔵の道ひろばを出発し、中央通りなど市内の目抜き通りを練り歩きました。ことしは、縁のある八戸市大館(おおだて)地区の「新田城(にいだじょう)まつり運営委員会」のメンバーなど30人が参加したほか、お笑い芸人「アンダーエイジ」の熊谷由輔さんと結城多聞さんも加わり、総勢300人の行列となりました。沿道に集まった人たちは、行列にカメラを向けるなどして、古式ゆかしい歴史絵巻を楽しんでいました。なお、きのう行われた南部氏遠野入部行列と郷土芸能共演会の模様は、来月、6月6日と7日に遠野テレビ11CHでいずれも午後3時と午後8時に放送する予定です。

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