2015年5月1日放送

市災害対策本部員などが訓練

遠野市の災害対策本部員などを対象にした訓練がけさ(1日・金曜日)、行われました。この訓練は、先月1日付けで市職員の人事異動があったことを受け、連絡系統の確認をしようと実施されました。対象は、課長級以上の職員や緊急初動特別班、地区センター班の職員で、きょうの訓練は、事前に知らされていない状態で実施されました。きょうの午前7時に遠野市内で震度5強の地震が発生したことを想定した訓練が行われることを午前7時、対象となる職員にメールで通知されました。道路が決壊したことを想定して徒歩または自転車で参集することが伝えられた緊急初動特別班員は、7時15分ごろから集まり始めました。そして、およそ20分で机や椅子などを設置し、災害対策本部が開設できるまでの状態になりました。きょうの訓練で、課長級以上の職員は、10分以内に6割以上の返信したほか、緊急初動特別班員20人のうち15人、地区センター班は、9人全員が参集しました。きょうの訓練の統制部長を務めた小時田光行消防長は、「震災後、3年前から始まったこうした訓練に職員たちが年々早く対応し、また参集も増えている」としながら「消防からの緊急情報が行き届かないということがないよう市の各部の中で確認し合える仕組みを確立するよう呼び掛けていきたい」と話していました。

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