2015年5月1日放送

遠野で農業頑張ります!Iターン者が市長表敬

遠野でホップ栽培に取り組みたいと埼玉県からIターンをした男性が、きょう(1日・金曜日)とぴあ庁舎を訪れ、本田市長にあいさつしました。きょう、とぴあ庁舎を訪れたのは、農業新規参入者の阿部太一さんのほか研修場所となる遠野アサヒ農園の吉田敦史代表取締役、キリンマーケティングの吉田健一岩手支社長などです。埼玉県出身・28歳の阿部さんは、ことし2月に東京で行われた「新農業人フェア」に参加し、遠野アサヒ農園のブースでホップ栽培について話を聞いたことがきっかけとなり、電気関係の仕事を辞めて先月遠野にIターンしました。阿部さんは、「2年間、遠野アサヒ農園でホップについて研修し、地域に貢献していきたい」とあいさつしました。それに対して本田市長は、「戦力に加わっていただき、一緒に頑張っていきましょう」と歓迎しました。阿部さんは、遠野アサヒ農園で2年間、ホップやパドロンなどの農業研修をし、遠野の農業振興に力を入れて取り組んでいくということです。またきょうは、「遠野パドロンプロジェクト」の報告と、「TKプロジェクト」の今年度の新しい取組みについて説明がありました。「パドロン」とは、トウガラシの一種で、ビールのおつまみにぴったりな野菜です。遠野アサヒ農園の吉田さんは、ホップ栽培が盛んな遠野でパドロンを作ることで、遠野の活性化につなげたいと、2年前の2013年に「遠野パドロンプロジェクト」を立ち上げ、苗の定植作業やPR活動を行ってきました。その結果去年、遠野パドロンは、全国39店舗を持つビアレストラン全店で取り扱われました。また、キリンが進めている「東北復興・農業トレーニングセンタープロジェクト」と「TKプロジェクト」の連携により、・キリンビール・遠野パドロン・ホップを軸とした事業についての提案も行われました。本田市長は「とてもいい取り組みだと思う。遠野パドロンも特産にしていきたい。一緒になって取り組んでいきましょう」と話し、「遠野ビールの里」として、市民・行政・企業が一体となった未来づくりに期待をしている様子でした。

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