2015年5月1日放送

遠野駅舎の未来を考える会

老朽化に伴い建て替えの方針が示されている遠野駅舎のあり方を、市民をはじめ多くの人と考えようという「遠野駅舎の未来を考える会」の2回目の会議が、昨夜(4月30日・金曜日)、あすもあ遠野で開かれました。遠野駅舎の未来を考える会は、JR東日本が示した遠野駅舎の建て替えの方針について、市民の意見を反映させ、解体の是非も含めてJR東日本盛岡支社と協議を進めようと、ことし2月に正式に設立しました。2回目となる昨夜の会議には、各協議団体の代表など25人が集まりました。初めに、考える会の会長を務める、河野好宣さんが「皆さんとの情報共有を大切にしながら駅舎を中心としたまちづくりを一緒に考えていきましょう」とあいさつしました。続いて事務局から現在の状況などの報告が行われ、考える会がJRに提出した趣意書に関して、JR側からまだ回答はないと説明がありました。事務局では今後もJRに対し、建て替え方針の理由となっている駅舎の耐震強度などを確認していくということです。このあと、出席者が意見交換するワークショップが行われました。このなかで出席者からは、「考える会自体を市民に浸透させるため、今後、駅前でのイベントを開催して周知を図ることが必要ではないか」という意見が出されました。また、「釜石線の沿線の乗降客を増やすなど、JRを活用したまちおこしをしていくべき」といった発言もありました。考える会では今後、今月12日・火曜日に「遠野駅舎・中心市街地活性化市民シンポジウム」を開催するほか、6月頃に市民が駅舎を中心としたまちづくりについて意見を出し合える会を開催したいとしています。

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