2015年4月30日放送

千葉家住宅保存活用委員会

来年度から大規模な改修工事が予定されている国指定重要文化財「千葉家住宅」の、4回目となる保存活用委員会がきょう(30日・木曜日)綾織町で開かれ、保存修理工事の工程などについて報告が行われました。千葉家住宅保存活用委員会は、千葉家住宅の保存活用についての基本構想について検討するほか、改修工事などに対する助言を行うことを目的に、去年4月に設置されました。きょうは、木造建築の構造や建築の歴史の有識者などからなる8人の委員のうち、7人が出席し保存修理工事前の千葉家の状況を確認しました。千葉家住宅は、江戸時代末期の曲り家民家としての価値が高く評価され、平成19年に国の重要文化財に指定されています。平成25年には、保存活用のため市が千葉家当主から譲渡を受け、ことしの6月から平成35年度まで保存整備工事を行うことにしています。工事の担当者によりますと、ことし6月からは、重機などが通る仮設道路を造成した後、ハセ小屋の解体をしながらの調査を始めるということです。本格的な保存修理工事は、来年度からで、千葉家住宅の見学は、来年3月までできるということです。

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