2015年4月24日放送

遠野遺産の桜〜夫妻杉桜・めがね橋周辺の景観〜

おととい(22日・水曜日)、遠野遺産の桜として宮守町上鱒沢の猿ヶ石川沿いにある桜並木をご覧いただきましたが、きょう(24日・金曜日)は、松崎町光興寺の元(もと)八幡宮にある「夫婦杉桜(めおとすぎざくら)」などを紹介します。平成19年に遠野遺産に認定されているこの「夫婦杉桜」は、スギとサクラの木が根元で絡み合い、長い年月寄り添う姿が仲の良い夫婦のように見えます。夫婦円満のシンボルとされているほか、異なった性質のものが寄り添うことから、縁結びにも御利益があるとされています。サクラは、きょうになってほぼ満開となり、歴史漂う元八幡宮の風景に花を添えていました。元八幡宮の「夫婦杉桜」は、今週末も十分楽しめそうです。一方、こちらは、宮守町の「めがね橋」周辺です。めがね橋周辺の景観は、遠野遺産として認定されています。宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』をイメージさせる景観として多くの観光客が訪れ、この時期は、サクラとめがね橋が美しく調和した景観が見られます。ご覧いただいているサクラは、きのう(23日・木曜日)、お昼に撮影したサクラで、ちょうど見ごろとなっていました。めがね橋周辺の景観は、言わずと知れたSLビュースポットにもなっていて、遠野遺産公式ガイドブックによりますとめがね橋を釜石方面に走るSLがおすすめということです。あす(25日・土曜日)からは、いよいよSLの運転が始まります。SLとめがね橋、そして、サクラの共演が楽しめるこの時期ならではの景観をご覧になってみてはいかがでしょうか。

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