2015年4月23日放送

市長記者懇談会

本田市長は、きょう(23日・木曜日)開かれた記者懇談会で、東日本大震災以降閉鎖されていた市営牧野(ぼくや)の一部放牧再開について発表しました。市営牧野は、東日本大震災以降の平成24年度から原発事故の放射性物質の影響で閉鎖していました。閉鎖期間中関係機関が一丸となって除染に取り組み、牧草の放射線量が国が定める基準値の100ベクレル以下となったため、今月から一部夏季放牧を再開できる見込みとなりました。放牧は4年ぶりで、黒毛和種(くろげわしゅ)に限り寺沢(てらさわ)牧場のみで今月26日(日曜日)から58頭の里山放牧を開始することにしています。また本田市長は、「遠野市まち・ひと・しごと推進本部」の設置についてや、「遠野駅舎・中心市街地活性化市民シンポジウム」の開催について発表しました。「遠野市まち・ひと・しごと推進本部」は、国の地方創生の政策を受け、本田市長を本部長に、今月設置されました。1回目の会議は今月13日(月曜日)に開かれ、「子育てするなら遠野推進本部」と「六次産業推進本部」を統合させ、国から今年度中に策定に努めることとされている「人口ビジョン」と「地方版総合戦略」の策定に向けて動き出しています。今後、会議を随時開くほか、「遠野市総合計画」との整合性を図りながら、ことし6月に素案を策定する予定ということです。そして、ことし10月に「人口ビジョン」と「地方版総合戦略」を策定する計画ということです。本田市長は「市民のみなさんと職員の力を融合させて遠野スタイルの政策・事業に位置付けていきたい」と話しました。また、「遠野駅舎・中心市街地活性化市民シンポジウム」は、市民や市内関係団体などで設立した「遠野駅舎の未来を考える会」の活動を周知し、若者や女性がまちづくりに参画できるきっかけづくりとして開催するものです。5月12日午後6時30分から、あえりあ遠野で開かれる予定でどなたでも参加できます。ほかに本田市長は、昨年度寄せられた寄付金の状況と使い道についても発表しました。昨年度、遠野市に寄せられた寄付は77件で寄付金はおよそ3000万円でした。内訳は県外からの寄付が多く、目的別では市勢振興が最も多くなっています。主な使い道は、全体の8割がわらすっこ基金や永遠の日本のふるさと遠野基金への積み立て、次いで復興支援事業費などとなっています。このほか、今月25日からことしの運転を開始するSL銀河に関しては、運転初日に駅前で馬によるお出迎えや早池峰しし踊りの郷土芸能が披露されると発表しました。また、ゴールデンウィーク中の市内のイベントについては、5月3日と4日に遠野さくらまつりが行われ、3日に南部氏遠野入部行列を実施する予定です。市長記者懇談会の模様は、遠野テレビ10CHできょうとあす24日は午後8時から25日土曜日は、午前8時から放送する予定です。

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