2015年4月17日放送

遠野かやぶき保存協会設立

遠野の原風景に欠かせないかやぶき屋根とその技術を守り伝える遠野かやぶき保存協会の設立総会が、きのう(16日・木曜日)、開かれました。きのうの設立総会では、会長に照井文雄さんが選任され、事業計画や予算について承認されました。新たに発足した遠野かやぶき保存協会は、かやぶき文化の継承はもちろんのこと、カヤの生産からかやぶき士の育成までこれまで培ってきた技術を遠野の一つの産業として発展させようと設立されました。事業計画によりますと今年度は、文化財建造物の修理に必要な資材を供給するモデル地区として文化庁が設定する「ふるさと文化財の森」に登録申請するほか重要文化財の施工業者の登録と参入を目指すことにしています。現在、市内には、岩手県が認定するいわて遠野かやぶき士が7人おり、県内外のかやぶき施設のふき替えを手がけるまでになっています。遠野かやぶき保存協会では、今後、県内のかやぶき施設へのPRをはじめかやぶきに必要なカヤの確保と販売供給にも力を入れたいとしています。

Copyright(C) TonoCableTelevision. All rights reserved.