2015年4月15日放送

新たなホップ和紙の作り方を研究

高校生が研究開発したホップのつるを使った和紙の商品化を目指し和紙づくり体験会をスタートしたグループが、先週11日(土曜日)、ホップのつるの皮を剥がせやすくする方法について研究しました。この日、ホップのつるの皮を剥がせやすくする方法を研究したのは、市内の女性を中心にことし2月に設立されたホップ和紙を育てる会です。育てる会では、緑峰高校の生徒が行ったホップ和紙の研究開発に共感し、高校生の活動を後押しするとともに地域活性化にもつなげようと、ホップ和紙の製品化を目指した活動を始めました。先月、一回目となる和紙づくり体験会を開催し、最初の工程となるホップのつるの皮をはぐ作業を行いましたが、手作業で、時間も手間もかかりました。そこで何か良い方法はないかと実験してみることになりました。この日は、ホップのつるを生産者に提供してもらったあと、会員のほか、緑峰高校草花研究班の生徒や、地域の人などおよそ20人が集まり、上郷町の建設会社の協力を得て、道路の舗装などに使うローラーでホップのつるをつぶしてみることにしました。その結果、これまでよりも一度にはがせる表皮の量が増え、また、ちぎれることなくはがせるようになり、集まった人たちは、手ごたえを感じている様子でした。育てる会では、この日の結果もふまえ今月18日(土曜日)に緑峰高校で2回目となるホップ和紙づくりの体験会を開くことにしています。

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