2015年4月2日放送

鳥獣被害対策実施隊辞令交付

ニホンジカなどの鳥獣による農作物の被害を防止・軽減する「遠野市鳥獣被害対策実施隊」に任命された隊員への辞令交付です。辞令が交付されたのは、遠野市猟友会などの新規10人、再任68人の、合わせて78人です。昨夜行われた辞令交付式では、1人ずつ名前が呼ばれたあと、本田市長から新規の10人と、再任の各地区の代表者に辞令書が手渡されました。続いて本田市長が「遠野市では、ニホンジカなどの鳥獣の農作物被害が平成25年度はおよそ1億5000万円と深刻な状況です。市民の皆さんの期待に応える活動をお願いします」と激励しました。鳥獣被害対策実施隊は、鳥獣による農林水産業などの被害の防止・軽減を目的に全国の自治体で設置され、遠野では平成24年に設置されました。隊員は、狩猟免許のある市民で組織され、捕獲や駆除のほか、捕獲技術の向上、担い手の育成、被害調査などの業務を担います。市内での昨年度・平成26年度のニホンジカの捕獲数は、前の年度よりおよそ200頭多い2000頭と年々増加し、深刻な状況になっているということです。隊員たちは今後、ニホンジカ被害軽減のためパトロールと捕獲を進め、10月にはニホンジカの一斉捕獲を実施する予定ということです。なお、隊員の任期は、平成30年3月31日までの3年間となっています。

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