2015年3月25日放送

遠野物語ファンタジー40周年記念式典

先月40回目の記念公演を終えた、市民の舞台「遠野物語ファンタジー」の記念式典が今週日曜日(22日)、あえりあ遠野で行われ、歴代の関係者がこれまでの活動を振り返りました。この日は、これまで遠野物語ファンタジーに携わってきた制作委員会の委員のほかキャストやスタッフなどおよそ140人が出席しました。記念式典では、第一回から舞台作りに参加し、演出や音楽監督を務めた齊藤政敏さんなど、5個人・11団体に感謝状が贈られました。遠野物語ファンタジーは、昭和51年3月に1回目の公演が行われ、遠野に伝わる昔話や民話を題材に、市民が脚本・演出・キャスト・スタッフまですべて担い、市民同士の交流や地域づくりにも生かされてきました。そして、ことしの「でんでらぱらだいす」までの40回の舞台では119公演が行われ、延べおよそ1万4000人が参加、観客数は延べおよそ9万4000人にものぼる一大行事となりました。本田市長は「遠野物語ファンタジーは、全国に誇れる市民の舞台です。今後も訪れた人たちに感動を与える舞台として回数を重ねていってほしい」とお祝いの言葉を述べました。続いて受賞者を代表して、齊藤政敏さんが「40年間皆さんと一緒に感動を味わうことができました。これからもファンタジーにみんなで関わり、素敵なまちづくりに貢献していきたい」と感謝の言葉を述べました。このあと、かつての舞台のテーマソングを合唱団などが生演奏し、これまでの映像とともに懐かしの場面を振り返りました。出席した人たちは、これまでの舞台を振り返りながら新たな出発を誓い合い、来年度の第41回公演に向けて気持ちを新たにしていました。

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