2015年3月16日放送

市内中学校卒業式

巣立ちの時を迎えました。先週、14日(土曜日)、市内中学校3校で一斉に卒業式が行われ、卒業生たちが新たな舞台へ羽ばたきました。まずは、遠野中学校からです。遠野中学校の卒業式は、県立花巻清風支援学校遠野分教室中学部の卒業式と一緒に行われました。遠野中学校の今年度の卒業生は145人で、再編前の旧遠野中学校、旧綾織中学校、旧附馬牛中学校を経験した最後の卒業生でもあります。式では、担任の教諭から卒業生の名前が順番に読み上げられ、牧野和男校長から一人一人に卒業証書が手渡されました。そして、花巻清風支援学校遠野分教室中学部の卒業生2人には、花巻清風支援学校の佐々木政義校長から卒業証書が手渡されました。2人は、花巻清風支援学校遠野分教室中学部の初めての卒業生です。式辞で牧野校長は、「でっかい夢をもって地道に努力を重ね夢に通じる扉を一つずつ丁寧にそして着実に開けていくものと信じ期待しています」と次の進路へ向かう卒業生たちを激励しました。また、来賓や在校生から激励やはなむけの言葉が送られると卒業生を代表して佐々木怜南君がこれまでの感謝とこれからの決意を述べました。式の終わりには、「希望の門出」と題して卒業生たちが中学校生活を歌と言葉で振り返り、支えてくれた家族へ感謝の気持ちを伝えたほかお世話になった先生や一緒に過ごした仲間たちとの別れを惜しみました。
遠野東中学校の卒業生は、再編前の旧土淵中学校、旧青笹中学校、旧上郷中学校を経験した最後の生徒たちです。そして卒業生57人に三浦和人校長から卒業証書が授与されました。続いて三浦校長が「困難に出会っても諦めずに希望をエネルギーに変えて道を切り開いていってください」と激励の言葉を贈りました。これに対し卒業生を代表して佐藤穂乃佳さんが感謝の言葉を述べました。このあと卒業生がお世話になった恩師や家族などにお礼の歌を届けました。卒業生たちは、次の舞台に向けて新たな決意を抱きながら学び舎を巣立ちました。
そして最後は、遠野西中学校です。遠野西中学校の卒業生は、合わせて49人で、統合前の旧小友中学校と旧宮守中学校を経験した最後の生徒たちです。式では、保護者と在校生が見守るなか、菊池塔寿校長が、卒業生一人一人に卒業証書を手渡しました。式辞で菊池校長は、「震災を通じての絆とふるさとを大切にし目標を持って社会にそして復興に貢献できる、なにより、前に向かって生きていく人になってください」と、卒業生にエールを贈りました。そして、在校生からはなむけの言葉が贈られたあと卒業生を代表して福田純也君が、これまで過ごした日々を振り返り答辞を述べました。式の終わりには、「巣立ちの会」と題し、卒業生や全体などでの合唱を通して遠野西中2年目の歴史を刻んだ仲間に感謝を伝えていました。市内中学校3校の卒業生たちは、義務教育を終えてこれから自分の進路に向けてそれぞれの道を歩み出しました。

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