2015年3月12日放送

ニホンジカ捕獲応援隊員育成講習会

近年増加しているニホンジカによる農作物被害を減らそうと、ニホンジカ捕獲応援隊員育成講習会が、今週日曜日(8日)に開かれました。その様子が届きましたのでお伝えします。この講習会は、ニホンジカによる農作物被害を減らすため、狩猟免許を持つ鳥獣被害対策実施隊の補助者として、わなの見回りなどの協力を行う農家を育成することを目的に開かれました。ニホンジカによる被害は近年増加しており、今年度、市内で捕獲されたニホンジカの頭数は、およそ1600頭ということです。ニホンジカの有害捕獲を行う場合、原則として、許可を受けた狩猟免許保持者でなければ捕獲を行うことができませんが、講習会を受講することで、自分の所有または管理する農地に設置されたわなの見回りや、管理の補助を行うことができるようになり、農地周辺部での被害防止が期待できます。講習会は、午前と午後の2回に分けて開かれ、市内の農家などおよそ20人が参加しました。講習会では、岩手県環境生活部自然保護課の職員から、鳥獣保護法やわなによる捕獲を行う際の注意点についての説明や、実技講習などが行われました。講習会を受講した人たちは、来月から鳥獣被害対策実施隊の補助者として、わなの見回りなどの協力を行い、ニホンジカの捕獲に取り組んでいくということです。

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