2015年3月12日放送

東北クロッシェ・オープン

東北を編み物の力で元気にしようと、遠野を拠点に、沿岸被災者の手作りのニット製品の制作・販売を手掛けているグループが、今週10日(火曜日)、新穀町に店をオープンしました。駅前の新穀町にオープンしたのは、合同会社東北クロッシェ村が運営する「東北クロッシェ」です。オープンセレモニーでは、代表の佐々木盛子さんが「遠野を拠点に皆さんと協力してがんばっていきたい」とあいさつしました。東北クロッシェは、震災後に、沿岸被災地の女性たちを支援しようと、大阪の企業が「イーストループ」と名付けた編み物を通したプロジェクトを企画したのが誕生のきっかけです。そして、NPO法人遠野山・里・暮らしネットワークが協力し、これまで宮古・大船渡・陸前高田などの女性およそ200人が参加し、手作りのニットアクセサリーなどの制作・販売をしてきたということです。その後、運営は遠野で活動する団体に移管され、震災から4年を迎えることから、自立する東北発のオリジナル手仕事ブランドを目指そうと、新たに「東北クロッシェ」がオープンとなりました。商品は、ブローチなどで、作り手の温かいぬくもりを感じることができます。なお、店は、毎週木曜から土曜までの週3日、午前10時から午後5時まで営業するということです。

Copyright(C) TonoCableTelevision. All rights reserved.