2015年2月27日放送

遠野地方森林組合通常総代会

遠野地方森林組合の第33回通常総代会が、きのう(26日・木曜日)、青笹町の森林総合センターで開かれました。きのうの総代会には、3000人以上いる組合員から選ばれた総代200人のうち、本人出席135人、書面議決出席18人の、あわせて153人が出席しました。初めに、遠野地方森林組合の濱田平八郎代表理事組合長が「地域と一体となり工夫しながら木材の安定供給をすすめ、伐採跡地への植林も実施していきたい」とあいさつしました。続いて、長年、遠野地方森林組合の運営に尽力した人や、林産事業や販売事業において業績が優秀だった人など4人に、表彰状が贈呈されました。その後議事に入り、事務局から平成26年度の事業報告が行われました。このうち森林整備事業としては、高性能林業機械を導入したことや、近年問題となっている森林の病害虫防除事業として松くい虫対策などに取り組んだことなどが報告されました。このほか、販売部門など、各種の活動に取り組んだ結果、平成26年度の事業総利益は、前年度よりおよそ1000万円多いおよそ8153万円となりました。また当期剰余金は、前年度よりおよそ600万円多いおよそ857万円を計上する結果となりました。続いて、平成27年度事業計画として、26年度に導入した高性能林業機械を活用して低コスト間伐を進め、林業経営の安定化をめざすことなどが提案されました。出席した総代からは「森林整備を行う作業員が不足していると思うので若手の育成や人材確保に力を入れてもらいたい」などの意見が出されました。決議の結果、議案はすべて原案通り承認され総代会は終了しました。

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