2015年2月26日放送

スポーツで元気に「花道プロジェクト」講演会

バスケットボールを通して大槌町の町おこしと震災からの復興支援を行っている女性の講演会が昨夜(25日・水曜日)、綾織地区センターで開かれました。この講演会は、震災から間もなく4年が経とうとしている中、震災の風化防止とスポーツを通じた町おこしの意識を高めてもらおうと綾織スポーツクラブが開きました。講師を務めたのは、大槌町でバスケットボールを通した町おこしに携わっている「花道プロジェクト」事務局の矢野アキ子さんです。広島県に住む矢野さんは、震災後復興支援で大槌町の桜木町を訪れ、バスケットボールで笑顔あふれる大会を作りたいと地元の若者に呼びかけ、プロジェクトチームを立ち上げました。矢野さんは、なぜバスケットボールだったかについて、有名なバスケットボール漫画に登場する人物名「桜木花道」からヒントを得て、桜木町とバスケと関連付けたと説明しました。また、町おこしは、やる前からあきらめずに、行動を起こすことが第一歩だと語りました。さらに、話し合いの方法については、会議室で討論するだけではなくお酒を飲みながら気さくに話し合い、否定せずに意見を出し合うのもよいアイデアが生まれる方法の一つだと語りました。集まった人たちは、いまの自分に何ができるのか考えながら、町おこしや震災支援への思いを新たにしていました。花道プロジェクトが企画するバスケットボール大会は、3年前の2012年5月から年に2回開催し、県内外から参加者などが訪れ地域活性化に繋がっているということです。なお、花道プロジェクトでは、大会をまずは10年続け、まちの復興の一助を担いたいとしています。

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