2015年2月25日放送

木質バイオマス利活用検討協議会臨時会

木質バイオマスエネルギーの利活用に取り組む検討協議会の臨時総会がきょう(25日)、とぴあ庁舎で開かれました。遠野市木質バイオマス利活用検討協議会は、市が林野庁と委託契約を結んだ「木質バイオマスエネルギーを活用したモデル地域づくり推進事業」に取り組み地域活性化につなげようと去年11月に設置されています。臨時総会には、本田市長や協同組合森林のくに遠野協同機構など市内の企業を含む7団体の会員が出席しました。はじめに、協議会の会長を務める本田市長が「木質バイオマス事業を発展させて雇用を生み出せるよう皆さんの知恵を借りながら地方活性化を進めていきたい」とあいさつしました。このあと、2つの議案について審議され、このうち、事業運営などを行う実証業務委託について、青笹町に新たに来月設立される遠野バイオエナジーと契約することを全会一致で承認しました。「木質バイオマスエネルギーを活用したモデル地域づくり推進事業」は、これまで廃棄処理されていた「バーク」と呼ばれる木の皮などを再利用し、そこから生み出したエネルギーを地域に供給する実証事業を行い、新たなシステムモデルを築くというものです。期間は平成28年度までの3年間で、事業費として林野庁から市に対しておよそ6億円が交付されます。事業では、木工団地にことし7月、間伐材などをチップにする移動式チッパーなどを整備する予定です。さらにたかむろ水光園には小型のチップボイラーを導入し、木材の有効活用を進める予定です。今後、協議会では、来月2日に秋田県で移動式チッパーの視察を行い、稼働に備えるということです。

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