2015年2月20日放送

遠野町家のひなまつり

昔のお雛様などを公開し、さまざまなおもてなしを展開する「遠野町家のひなまつり」が、きょう(20日・金曜日)から遠野駅周辺の商店街などで始まりました。町家のひなまつりは、中心市街地活性化の事業として、遠野商工会女性部などがかつての風習を復活させて始めたもので、ことしで16回目となります。ことし参加しているのは、66団体です。このうち、初めて参加した駅前通りの古美術商「とりあえず」では、江戸時代のお雛様が展示されています。そして店の人が、男雛(おびな)と女雛(めびな)の飾り方について、大正天皇や昭和天皇が即位の際に西洋式に並ばれたことに倣(なら)って、江戸時代のものと現代のものは左右逆になっているなどと説明し、訪れた人をもてなしていました。また、中央通りの遠野城下町資料館では、江戸時代中期の大きな享保雛(きょうほびな)と、およそ10センチ以下の芥子雛(けしびな)を展示しています。芥子雛は、江戸時代中期、大きなお雛様がぜいたく品とされたときに庶民の間で流行したものだということです。「遠野町家のひなまつり」は、来月3日まで開かれています。

Copyright(C) TonoCableTelevision. All rights reserved.