2015年2月18日放送

健康福祉の里運営審議会

今年度2回目となる遠野健康福祉の里運営審議会がおととい(16日・月曜日)開かれ、来年度から3年計画でスタートする「遠野ハートフルプラン2015」の素案などについて審議されました。この審議会は、市の諮問機関として、福祉や健康づくりの施策について調査・審議するため設置されています。この日は、市内の福祉、保健、医療の団体の代表者で構成する委員25人のうち19人が出席しました。審議会では、今年度の健康福祉の里の事業経過について報告があった後、新年度から始まる遠野ハートフルプラン2015の素案など、5つの案件について審議されました。遠野ハートフルプラン2015は、平成27年度から29年度の3年間を計画期間とする、第六次遠野市高齢者福祉計画および第6期介護保険事業計画です。今回の計画は、ことし4月から国の介護保険制度が改正されることから、一定以上の所得がある人の介護サービスの利用負担が現在の1割から2割に変更されることや、介護サービス・施設の利用条件が変更になることなどを考え策定されました。重点項目は、遠野市で平成29年4月からスタートする新しい介護予防・日常生活支援総合事業への移行に向け、高齢者がいつまでも健康で役割や生きがいを持ち活躍することなどとなっています。具体的には、認知症のサポート医師を遠野市医師会と連携しながら確保し、早期の診断治療はもちろん、予防に取り組める体制づくりをことし4月から進めていくということです。審議の結果、出された案件は、すべて原案通り承認されました。市では、これらの案を3月の市議会に提案し新年度からの計画実施に取り組んでいくということです。

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