2015年2月18日放送

一般会計予算案の総額 過去最高に

本田市長は、きのう(17日・火曜日)開かれた市長記者懇談会で、平成27年度の遠野市一般会計予算案が過去最高であることなどを発表しました。それによりますと、来年度、平成27年度の市の一般会計予算案の総額は、今年度に比べ31億5000万円多い210億8000万円と、当初予算額として過去最高になったということです。特徴としては、新たなまちづくりの拠点となる重要施設を整備するとして、本庁舎整備事業費14億7000万円、遠野市民センターの大規模改修事業費15億4000万円を計上するなどとしています。また新規事業として、附馬牛町と小友町の合わせて3カ所への携帯電話等エリア整備事業費におよそ1億4900万円。山口集落の水車小屋の改修など文化的景観保存事業費におよそ1800万円。平成28年度からスタートする市税コンビニエンスストア収納業務費におよそ1000万円などとなっています。市では、今月27日開会の市議会定例会に新年度の予算案を提案することにしています。また本田市長は、3月市議会定例会に平成26年度一般会計補正予算案を提出すると述べ、歳入歳出にそれぞれ3億2800万円を追加し総額およそ201億円にすると発表しました。追加したのは、企業誘致に向けて遠野東工業団地の造成工事費などとしておよそ4億1300万円。国の地方創生対策の、とおの創生総合推進事業費として市民を対象に来年度初旬に販売される遠野プレミアム商品券の発行など13事業におよそ2億1500万円などとなっています。さらに本田市長は、学校給食への異物混入状況や、「3.11東日本大震災遠野市後方支援資料館」開所式などについて説明しました。学校給食への異物混入について本田市長は平成26年4月からことし1月までで14件発生したと述べました。混入物は、毛髪やホチキスの針、ビニール片などで、いずれも生徒の誤食や健康被害はなかったということです。このうちホチキスの針はご飯の中で見つかり、市では調査・検証を行いましたが、混入場所などの特定はできなかったということです。市では、食材の安全確保や衛生管理の徹底に一層努めたいとしています。また、本田市長は、総合防災センターに建設中の「3・11東日本大震災遠野市後方支援資料館」の開所式は3月14日に行うと述べました。一般公開は、翌15日から開始するということです。市長記者懇談会の模様は、遠野テレビデジタル10CHできょうから20日(金曜日)まで午後8時から放送する予定です。

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