2015年2月5日放送

奇跡の米「大槌復興米」市内の学校給食に

奇跡の米「大槌復興米」が、きょう(5日・木曜日)市内すべての小中学校の学校給食に登場しました。「大槌復興米」は、震災の年に、大槌町安渡地区の民家の軒先に奇跡的に実った3株の稲を種もみにして栽培され、増やされてきたものです。この「大槌復興米」は、学校給食に提供することで市内の子どもたちに震災について考えてもらう機会とし、震災の記憶を風化することなく後の世代に伝えていくことを目的として、復興米ができるまでのサポートをしてきたNPO法人遠野まごころネットから遠野市学校給食センターに、450kgが贈られました。給食を前に綾織小学校4・5年生の教室では、遠野まごころネットの多田一彦理事長から、大槌復興米について説明がありました。その後に、復興米の生産者である綾織町の綱木秀治さんから「草を手でとったり、低農薬にしたり、米にかける思いはたくさんありました。米を作るにはいっぱい手がかかります。感謝をしながらお米をいっぱい食べて大きくなってください」とあいさつがありました。さあ、そしていよいよ給食の時間です。児童たちは、綱木さんたちと一緒に復興米をおいしそうに食べていました。なお、奇跡の米「大槌復興米」給食は、きょうとあすの2日間に渡って、市内の全小中学校に提供されるとのことです。

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