2015年1月27日放送

東北ツーリズム大学

東北ツーリズム大学遠野キャンパスが先週24日(土曜日)から2日間、あえりあ遠野などで開かれ、参加者たちは、農家民宿の魅力について学び、また、郷土料理を作って交流を深めました。東北ツーリズム大学は、都市や農村の人たちが農業について学ぶとともに地域間ネットワークを作ろうと、平成16年から遠野や福島県内の2カ所、宮城、新潟の、あわせて5つの地域で開かれています。今回は、宮城県や福島県などから民泊を経営している人などおよそ40人が参加しました。初めに、「東北の民泊のもてなしを知ろう!」をテーマに対談が行われました。対談したのは、青森で農家民宿を経営している斉藤節子さんと、秋田で農家民宿を営む本多淳子さんです。参加者たちは、自分の民宿でも取り入れようと真剣に聞き入っていました。続いて、6つのグループに分かれて民泊についての意見交換会が開かれました。参加者は、「民泊は、お客さんと経営する側との距離が近く家族のような絆を結ぶことができる」といった意見や、「その土地ならではの食材を味わうことができる」などの魅力を発表していました。このあと、会場を市民センターに移し、参加者たちは、秋田や遠野などで民泊を経営する女性たちと一緒に郷土料理を作りました。作ったのは、秋田のハタハタを使ったしょっつる鍋や遠野産の早池峰菜漬けおやきなどです。調理は、およそ1時間で手際よく行われ、参加した人たちは、普段食べることのない郷土料理を味わいながら、交流を楽しみました。東北ツーリズム大学は、次回福島県で11月に開催される予定ということです。

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