2015年1月21日放送

冬道走行を訓練

遠野警察署の警察官が、きょう(21日・水曜日)遠野運動公園を会場に冬道を安全に走行し業務ができるようにと冬道走行の訓練を行いました。この訓練は、一番危険な状態を想定して反復することで、通常の場面でも慌てることなく安全運転ができるよう体得し、事故防止と市民の模範となるような運転ができるように毎年行われています。きょうの訓練には、遠野警察署の警察官およそ20人が参加しました。訓練では、パイロンスラロームと、回避制動が行われました。パイロンスラロームでは、スピードを出した状態でカーブに進入するとどのように車が滑るかを体験し、適切な位置で止まることができるよう、ブレーキのタイミングを確認していました。また、タイムトライアルも行われ、いかに正確に早く運転ができるかの確認もしていました。回避制動では、ABSの掛かり方を体験し、障害物をよけるには、ブレーキを踏んだ後ABSと併用していかに早く止まれるかと、どのようにハンドルを切ったらいいかを体験していました。訓練に参加した警察官たちは、4WD車やFF車などを乗り比べながら車ごとの特徴をつかみ、事故を起こさないための適切なブレーキングやハンドリングを改めて確認していました。なお、遠野警察署によりますと、ことしに入ってからの市内でのスリップ事故件数は26件起きているということです。市街地やバイパスではスリップしての追突事故が多く発生しており、郊外では、スリップして道路外にでる事故や、ガードレールに衝突する事故が多いということです。

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