2015年1月19日放送

綾織町地域づくり実践発表会

綾織町地域づくり実践発表会が、きのう(18日・日曜日)綾織地区センターで開かれました。この発表会は、綾織町内のそれぞれの団体が実践している自然環境の保全や、教育文化などの振興に関する活動を発表し、地域づくりに対する町民の意識を高めていこうと、綾織町地域づくり連絡協議会が毎年この時期に開いています。ことしの発表会には、町民など90人ほどが集まりました。町民を前に綾織町地域づくり連絡協議会の及川傳弘会長が「平成27年度から本格的な改修工事が始まる国指定重要文化財の千葉家住宅について、価値を正しく理解して地元としてその活用について検討していきたい」と話したほか、人口減少が進む中、互いに助け合う「共助」について活発な事業展開を進めていくことにも触れました。この後、新春講演会として遠野文化研究センター文化課の佐藤浩彦課長補佐が「千葉家の保存と活用について」と題して講演しました。講演の中で佐藤課長補佐は、千葉家住宅の歩みと現在の状況、そして、将来的にはどうあるべきかなどについて説明したうえで、今後、10年にも及ぶ保存のための千葉家住宅の大改修工事と地域で守り伝えていくことの大切さを呼び掛けていました。この後、新年交賀会が盛大に開かれ、去年、遠野遺産の認定を受けた遠野郷南部田植え踊りをはじめ、地域づくりの実践活動を行い市から表彰を受けた人たちのスピーチもあり、会場に集まった町民たちは、地域づくりへの意識を新たにしていました。

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