2015年1月19日放送

「また会う日まで」宮守駅舎へ感謝とお別れの会

宮守駅が開業から100年の年であることしに、駅舎の建て替えを行うことになり、先週の土曜日(17日)感謝とお別れの会が開かれました。宮守駅は、大正4年の11月に開業し、ことしで100年となります。昭和18年に改築され、これまで通勤通学などで多くの人に親しまれてきました。改築から70年以上が経過して老朽化が進んだことから、今の駅舎は解体され、新しい駅舎に生まれ変わることになりました。先週17日の感謝とお別れの会には、地域の人などおよそ100人が集まりました。会では、宮守地域づくり連絡協議会の菅原伴耕会長が「誰もが一度は使ったことがある駅舎の思い出を語り、写真を撮り合ったりしてもらえれば」とあいさつしました。その後、駅に関わってきた3人が思い出を語りました。国鉄時代の元宮守駅の駅員だった及川昇一さんは、当時の仕事で大変だったことを話しました。続いて、宮守駅前の住民を代表して宮守4区の区長である佐藤一紀さんが昭和27年に撮影された映画「激流」のロケ地となった時の思い出を話しました。最後に、乗車券の販売を去年3月の完全無人化になる前まで行っていた伊藤レイ子さんが、窓口業務での思い出を語りました。集まった人たちは、思い出話を懐かしそうに聞きながら、宮守駅舎とのお別れを名残惜しそうにしている様子でした。宮守駅舎は、きょう(19日・月曜日)から解体工事が行われ、ことし3月下旬に新しい駅舎が完成する予定ということです。

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