2015年1月14日放送

どべっこ列車「遠野ふゆ物語号」

遠野の冬の魅力をたくさん詰め込んだ「どべっこ列車遠野ふゆ物語号」がおととい(12日・月曜日)三陸鉄道で運行されました。その様子が届きましたのでお伝えします。このイベントは、三陸鉄道南リアス線の釜石駅から盛駅間を往復し、車内でひっつみやどぶろくといった遠野の郷土料理を楽しんでもらいながら震災復興につなげようと、遠野市観光協会や遠野ふるさと公社などが初めて企画しました。この日は、釜石市などからおよそ50人が参加しました。出発前のセレモニーで、三陸鉄道の望月正彦社長が、「三陸鉄道に乗ってもらいみなさんにおいしいものを食べていただければ地域も元気になると思います。三陸鉄道の旅を楽しんでください」とあいさつしました。その後どべっこ列車は、釜石駅を出発しました。遠野の町家のみずき雛が飾られた車内では、語り部の工藤さのみさんによる昔話や、かっぱおじさんこと運萬治男さんによるお話などが披露されました。列車が盛駅に到着すると、宮守町の塚沢早池峰神楽が乗客を出迎えました。権現様に頭を噛んでもらうとことし一年の無病息災と心願成就の御利益があると言われていて、乗客たちは、頭を噛んでもらい無病息災を祈っていました。盛駅からの復路では、遠野・釜石・大槌の特産品抽選会が開催され、盛り上がりをみせていました。また車内では、ジンギスカンの串焼きも振る舞われ、乗客たちは、遠野の郷土料理に舌鼓を打ちながらどべっこ列車の旅を楽しんでいる様子でした。遠野ふるさと公社では、今後も、地域を盛り上げていけるような企画に取り組んでいきたいと話しています。

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