2015年1月13日放送

小友町地域づくり推進大会

小友町地域づくり推進大会が先週(10日)土曜日、小友地区センターで開かれ、技名人の認定や地域づくりに功労のあった人などが表彰されました。ことしも遠野西中学校の小友地区の生徒による「氷口御祝」で始まったこの推進大会は、小友町の歴史や風土、郷土芸能、伝統行事の保存・継承など、市民協働の地域づくりの推進を図ることを目的に、小友町地域づくり連絡協議会が開きました。大会ではまず、平成26年度の技名人に認定された装蹄師の菊池政光さんに小友町地域づくり連絡協議会の菊池勉会長から認定証が手渡されました。小友技名人の認定者数は、菊池政光さんが57人目となります。また、地域づくりに尽力したとして松田政雄さんなど3人と、芸術や文化、スポーツの分野で児童生徒10の個人と3団体が地域づくり功労者として表彰されました。この後、小友町地域づくり連絡協議会の菊池勉会長があいさつしました。実践事例発表では、小友町第4区自治会の奥友正範自治会長が、平成19年7月に遠野遺産第1号の認定を受けた遠野七観音のひとつ、山谷観音の保護・活用を目的とした活動について発表しました。発表で奥友自治会長は、山谷観音に13ある石碑群を移設した話しのほか、劣化した鳥居を遠野市の「みんなで築く遠野ふるさと推進事業」を活用して去年、のべ60人以上の地域の人たちで修繕作業を行い、見事な鳥居を完成させるまでの取り組みについて発表しました。さらにこの日は、青年海外協力協会の遠野事務所で平成24年から活動している福寄順子さんが基調講演をしました。福寄さんは、自身が青年海外協力隊員として中米の国、グァテマラ共和国で有機野菜栽培の指導にあった2年間の苦悩と、その苦悩から救ってくれるきっかけを作ってくれたホストファミリーとの出会いなどについて話しました。そして、自身の経験を振り返りながら「支援とは、お互いがお互いを支え合うことだと感じた」と締めくくっていました。小友町地域づくり連絡協議会では、ことしも町民一丸となった活動を展開していくことを確認し合っていました。

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